3.18.2022

2歳は自我の芽生え

自己認知が確率される2歳前後は自我が芽生え、自己主張がはじまります。そして、自分が生きている世界の広さに少しずつ気づきはじめます。

発達心理学では「第一反抗期」一般的には「イヤイヤ期」と呼んだりします。

反抗期やイヤイヤ期と聞くと大変なイメージがありますが”成長の証”です。

子どもの成長を支えるための3つのポイント

1.自己肯定感(自尊感情)を育てる

2歳頃は”自分でできる”という自立心が育つ時期です。大人から見て難しいと思うことでも「〇〇はできないから」などと言わず「〇〇をしてくれると助かるよ」とできることを与えます。人間はものごとをやり遂げることで満足感や達成感を得ます。

言われたことをするよりも、子どもから「やってみたい」と言った時がいちばん集中しています。子どもに小さな成功体験を積ませることは、自分はできる!という思いを抱くきっかけになり自己肯定感が育ちます。

2.「どうして?」に答える

いままでは物の名前を聞き言葉を増やしていたのが「なになに?」や「どうして?」と聞いてくるようになります。

子どもは本能的に「この世界で自分は生きていけるだろうか」という不安を抱えています。これは日本だけでなく、世界共通だと言われています。子どもから聞かれた質問はわかる範囲で答えてあげてください。わからないことは一緒に調べて、知ることの楽しさをともに感じましょう。

疑問がとけることで子どもが抱く不安が解消され、生きているこの世界をより深く知るきっかけになります。

3.選択肢を与える

自立心が芽生え始めた子どもは”自分でものごとを決めたい”という気持ちが強くあります。しかしその場の気分で判断することも多いため、いつも自分で決めれることばかりではありません。対応に困ったときは、子どもに選択肢を与えます。

選択肢のポイントは「親がいいと思うもの」「許容範囲のもの」選択肢の中に無理なものは入れないように注意しましょう。選択肢を与えてもおさまらない時は、わがままなのか甘えているのかを見極めてください。ひとつでもわがままが通ってしまうと、イヤイヤ!と言うことで願いを叶えてもらえると子どもは思ってしまいます。

×わがまま=物質的、金銭的なもの

〇甘え=精神的なもの

幼児期から精神的な甘えができることは、困ったとき素直に周りの力を借りることができます。甘えは安心感へと変わり、心の成長を支え、自立を促すことへと繋がります。

News

最新のお知らせ

2025.10.06 | お知らせ

「脱力って、どうやって教えるの?—“力を抜く”には安心が必要」

記事を読む


2025.09.08 | お知らせ

練習とレッスン、子どもが見せる“別の顔”のワケ

記事を読む


2025.08.18 | お知らせ

ピアノを弾く」前に育てたい、“手の準備”の話——巧緻性ってなに?

記事を読む


CONTACT

無料体験のお申し込み

初回はお子様についてのカウンセリングと簡単なレッスンをさせて頂きます。目的や目標、ご要望をお聞かせください。現時点でお子様がどの発達段階にいるのかを把握し、お子様に合わせたレッスン内容を提案し、ピアノも含めご希望のゴールに到達できるようご提案させていただきます。

(*)必須