ピアノを弾く」前に育てたい、“手の準備”の話——巧緻性ってなに?
こんにちは。今日は、ピアノを始める前にとても大切な「手の準備」についてお話ししたいと思います。
テーマは、「手先の巧緻性(こうちせい)」です。
■ 指が動かない=不器用?ではないかもしれません
レッスンをしていると、
「どうしても小指だけ力が入っちゃうんです」
「左右の動きがバラバラで…」
「“力を抜いて”って言ってもなかなか伝わらなくて」
そんなお悩みを保護者の方から伺うことがあります。
でもそれって、“指の準備”がまだ整っていないだけということが、とても多いんです。
つまり、「できない」ではなく、「まだ育っている途中」なんですね。
■ 巧緻性とは?ピアノとどう関係しているの?
巧緻性とは、手や指を細かく動かす力のこと。
ピアノの鍵盤を押す、指を独立して動かす、音の強弱をつける…こうした動作はすべて、巧緻性に支えられています。
そしてこの巧緻性は、脳の前頭葉(考える・感じる・調整する)と深くつながっているため、
「手を育てる=脳を育てる」と言っても過言ではありません。
■ 年齢によって違う“手の発達段階”
子どもの手指の発達には、だいたい次のような段階があります:
3〜4歳:両手を同時に違う動きをするのが難しい 4〜5歳:指を1本ずつ独立して動かせるようになってくる 5〜6歳以降:力のコントロールや脱力ができるようになってくる
これらは、「経験して、使って、育っていくもの」。
焦らず、遊びの中でたっぷり手を使うことが何よりの練習になります。
■ おうちでできる“手の準備あそび”
レッスンに頼りきるのではなく、日々の暮らしの中で自然に育てていくことがポイントです。
たとえば…
小さなシールを指先で貼る・はがす
洗濯ばさみを色分けしてつまむ
おはじきを並べる・ビーズを通す
粘土で自由に形を作る(ちぎる・丸める・のばす)
折り紙を折る・しっかり折り目をつける
どれも特別な準備はいらないけれど、
“ちょっと細かい手の使い方”をすることで、脳と指がつながっていく感覚が育ちます。
■ ピアノは“指の楽器”。でも、その前に…
ピアノは指先の繊細なコントロールが求められる楽器です。
けれど、“うまく弾けない”と感じるとき、それはまだ指がその動きに慣れていないだけのことかもしれません。
だからこそ、ピアノを始める前にも、たくさん手を使って、遊んで、感じて、動かしておくこと。
それが、のびのびと音楽を楽しめる子どもに育つための大切な準備になります。
初回はお子様についてのカウンセリングと簡単なレッスンをさせて頂きます。目的や目標、ご要望をお聞かせください。現時点でお子様がどの発達段階にいるのかを把握し、お子様に合わせたレッスン内容を提案し、ピアノも含めご希望のゴールに到達できるようご提案させていただきます。
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