こんにちは。今日は、私がレッスンの中でとても大切にしている、「保護者の方との関わり」についてお話ししてみたいと思います。
ピアノのレッスンというと、先生と子どもが向かい合っているイメージを持たれる方も多いかもしれません。
でも、私はいつも感じているんです。子どもの成長には、保護者のまなざしや声かけが、本当に大きな力になるということを。
たとえば先日、あるお子さんが最近大好きなキャラクターになりきって、ピアノを弾いていたことがありました。
その話を事前に保護者の方から伺っていたことで、私はその“なりきりモード”を尊重しながらレッスンを進めることができました。
すると、まるでそのキャラクターの世界を表現するように、生き生きとした音が響いてきたのです。
また、「最近、おうちでこんなふうに弾いていました」といった何気ないやり取りから、
子どもが今どんなことに興味を持ち、どんな姿勢で取り組んでいるのかを知ることができます。
そうした情報は、レッスンでも「その子らしさ」に合わせたアプローチをするための、大切なヒントになります。
こうしたやり取りは、小さなことのように見えて、実はとても大きな意味を持っています。
子どもは、信頼する大人に見守られていると感じることで、自分の行動に意味を感じ、より意欲的になっていくものです。
それが“ただ見ている”から“共に関わる”へと変わったとき、子どもは驚くほどの集中力や主体性を発揮します。
出張レッスンでは、日常の空気の中で保護者の方と自然に言葉を交わせる機会があります。
それが、子どもをより深く理解するきっかけにもなり、“今どんな声かけをすれば伸びるか”のヒントにもなっています。
子どもたちは日々、静かに、でも確実に成長しています。
その成長の背中を、少しだけ押してあげられるような関わりを、保護者の方と一緒につくっていけたら。
そんなふうに思いながら、レッスンを続けています。
どうぞ、レッスン後に感じたことや、ご家庭での様子など、気軽にお聞かせくださいね。
子どもたちの“今”を、一緒に見つめていけたら嬉しいです。
初回はお子様についてのカウンセリングと簡単なレッスンをさせて頂きます。目的や目標、ご要望をお聞かせください。現時点でお子様がどの発達段階にいるのかを把握し、お子様に合わせたレッスン内容を提案し、ピアノも含めご希望のゴールに到達できるようご提案させていただきます。
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