6.16.2025

“型”は守る。でも伝え方は、ひとりひとり違っていい

こんにちは。今回は、レッスンの中で私が大切にしている「オーダーメイド」の考え方についてお話してみたいと思います。

ピアノを学ぶうえで、「型」を身につけることはとても大切です。

手の形、姿勢、リズムのとらえ方、楽譜の読み方——

これらは、音楽の土台となる基本であり、正しく習得することでその先の表現が広がっていきます。

ただ、私はそれを「全員に同じように教える」ことだとは考えていません。

子どもたちにはそれぞれの発達の段階や、性格、得意・不得意があります。

その子の“今”に合った言葉で伝えること。

その子が受け取りやすい順序で導くこと。

そこに、「オーダーメイド」の意味があると感じています。

たとえば、同じ“4分音符”を教えるにも、

ある子には「1・2・3・4」と数えてリズムを体で感じてもらい、

ある子には「ことば」に置き換えて、音の長さをイメージさせたり。

“型”は変えません。でも、伝え方は変えていく。

そうすることで、子どもたちは無理なく音楽の世界に入っていけるし、

自分で理解できた実感を持って、自然と力を伸ばしていけるのだと思います。

決まった形をただ教えるのではなく、その形をどう「腑に落ちるもの」にするかを大切にしていきたい。

これが、私のレッスンの中でずっと大事にしていることです。

子どもたち一人ひとりの感じ方や、受け取り方を見つめながら、

これからも“わかる”と“できた”が重なるレッスンをしていきたいと思っています。

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