6.30.2025

“上手に弾く”より、“音を味わう”子に——でも、その前に大切なこと

こんにちは。今日は「音を楽しむ」ということについて、少し書いてみたいと思います。

ピアノのレッスンでは、「間違えずに弾けるようになること」や「上手になること」が一つの目標になることがあります。

でも私は、子どもたちにまず大切にしてほしいのは、**“音を味わう心”**だと感じています。

自分の出した音に耳を澄ませて「きれい」「ちょっと変な音だった」と感じること。

「こう弾きたい」という気持ちが湧いてくること。

それは、譜読みや指の形よりも前にある、音楽の入り口のようなものだと思います。

ただ、ここでとても大切にしているのが、「型(クラシックの基礎)」を守ることとのバランスです。

音を自由に楽しむには、その前にまず「楽譜を正しく読む」「決まったリズムや形を理解する」ことが必要です。

クラシックには、音楽としての“型”があります。

それを無視してしまえば、自由な演奏ではなく、“なんとなく弾いている”演奏になってしまう。

だから私は、「音を楽しむ心」を大切にしながらも、きちんと楽譜どおりに演奏することを土台として教えています。

その上で、「この部分はどう弾きたい?」と問いかけたり、子ども自身の表現を受け止めるようにしています。

楽しさと型。その両方が揃って、初めて音楽は深まっていくのだと思います。

ピアノがただの“技術の訓練”にならないように。

でも“好きなように弾けばいい”だけでは終わらせないように。

これからも、子どもたちの「音楽を味わう力」と「型を大切にする姿勢」、

その両方を育てていけるレッスンを目指していきたいと思います。

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