こんにちは。今日は「音を楽しむ」ということについて、少し書いてみたいと思います。
ピアノのレッスンでは、「間違えずに弾けるようになること」や「上手になること」が一つの目標になることがあります。
でも私は、子どもたちにまず大切にしてほしいのは、**“音を味わう心”**だと感じています。
自分の出した音に耳を澄ませて「きれい」「ちょっと変な音だった」と感じること。
「こう弾きたい」という気持ちが湧いてくること。
それは、譜読みや指の形よりも前にある、音楽の入り口のようなものだと思います。
ただ、ここでとても大切にしているのが、「型(クラシックの基礎)」を守ることとのバランスです。
音を自由に楽しむには、その前にまず「楽譜を正しく読む」「決まったリズムや形を理解する」ことが必要です。
クラシックには、音楽としての“型”があります。
それを無視してしまえば、自由な演奏ではなく、“なんとなく弾いている”演奏になってしまう。
だから私は、「音を楽しむ心」を大切にしながらも、きちんと楽譜どおりに演奏することを土台として教えています。
その上で、「この部分はどう弾きたい?」と問いかけたり、子ども自身の表現を受け止めるようにしています。
楽しさと型。その両方が揃って、初めて音楽は深まっていくのだと思います。
ピアノがただの“技術の訓練”にならないように。
でも“好きなように弾けばいい”だけでは終わらせないように。
これからも、子どもたちの「音楽を味わう力」と「型を大切にする姿勢」、
その両方を育てていけるレッスンを目指していきたいと思います。
初回はお子様についてのカウンセリングと簡単なレッスンをさせて頂きます。目的や目標、ご要望をお聞かせください。現時点でお子様がどの発達段階にいるのかを把握し、お子様に合わせたレッスン内容を提案し、ピアノも含めご希望のゴールに到達できるようご提案させていただきます。
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