6.1.2023

コンクールって必要ですか?

こんにちは。
お元気にされていますか?新生活のリズムには慣れてきましたでしょうか。

今日は私が思うコンクールについてお話したいと思います。

私自身は社会人になってからコンクールに出場しました。田舎で育った私はコンクールなんて考えたことがありませんでした。
通っていたピアノ教室で、ピアノ検定はありましたが、コンクールに出ている生徒がいる、という話は聞いたことがなかったからです。

コンクールに出るきっかけを与えてくれたのは、大学時代の恩師でした。先生のおかげで全国大会まで行ったとき、表彰式で審査員の方がこんなことを言っていました。

「コンクールの講評を良い薬にするのも悪い薬にするのもあなた次第です」と。

コンクールは発表会と違い評価をしてもらう場です。ただ楽しく好きな演奏をする、というわけにはいきません。作曲者の時代背景、それに伴う演奏スタイルや選曲。参加者全員がそれぞれの考え抜いた演奏を披露します。その中で、また聞きたい、と思ってもらえた演奏が入賞されるのだと思います。

自分が少し背伸びしたらできる曲を、完成度高く仕上げることがとても重要です。そのために日々の練習をコツコツと繰り返すことが、演奏の質をあげていきます。

どのコンクールも課題曲のレベルは大きく変わりません。参加者の人数や審査基準が異なるため、どのコンクールを選ぶかはしっかり考えましょう。
発表会のようなアットホームな雰囲気とは違い、コンクールでの経験はこどもたちの心を大きく成長させます。
コンクールは「音を届ける」という大切な経験をさせてくれる素敵な場所です。だからこそ、私はコンクールは必要だと思います。

春からたくさんのコンクールの募集がはじまりました。数ヶ月で終わるものもあれば、半年以上行われるものもあります。ちょうど良い目標設定にもなりますよね。是非ご参加ください。

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