こんにちは。今日は、ピアノレッスンを通して私が大切にしている「非認知能力」について、お話ししてみたいと思います。
ピアノを習うというと、どうしても「曲を上手に弾けるようになること」や「発表会でうまく演奏すること」が目的と思われがちです。
もちろん、それも大切な一つの目標です。
でも私がレッスンで本当に育てたいと願っているのは、目には見えにくいけれど、一生の土台となる力――つまり「非認知能力」と呼ばれるものです。
たとえば、難しいリズムに挑戦しているとき、あきらめずに何度もチャレンジする姿。
思い通りに弾けなかったとき、少し黙って自分の音を聴き直してみる姿。
毎週少しずつでも続けていく中で育っていく集中力や、自分で「こうしたらうまくいくかも」と工夫する力。
これらはすべて、「学力」や「テストの点」では測れない、でも人生を生きていくうえでとても大切な力です。
音楽は、ただ音を出すだけの活動ではありません。
音を聴き、自分の気持ちに気づき、手を動かし、思い通りにいかないことに向き合う。
そこには、自己調整力・共感力・創造性・粘り強さといった非認知能力が自然と関わっています。
特にピアノは、「見て・聴いて・考えて・動かす」という複数のプロセスを同時に行うため、
子どもの脳の発達や心の成長に、とてもよい刺激になります。
ピアノが上手に弾けるようになることは素敵なことです。
でも私は、その過程の中で、子どもが自分の心と向き合い、前に進む力を育てていくことのほうが、もっと大切だと感じています。
上手くいった日も、思うようにいかなかった日も、そのすべてが子どもの「育ち」の時間です。
これからも、音楽を通してそんな時間を一緒に重ねていけたら嬉しいです。
初回はお子様についてのカウンセリングと簡単なレッスンをさせて頂きます。目的や目標、ご要望をお聞かせください。現時点でお子様がどの発達段階にいるのかを把握し、お子様に合わせたレッスン内容を提案し、ピアノも含めご希望のゴールに到達できるようご提案させていただきます。
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